仙台イベ

僕は朝起きて家に届いていたはがきを手に浜松駅へと向かった。
気がつけば僕はホームにいた。
浜松駅のホームにひかり号が到着する。
僕は思わず乗り込んだ。
その刹那僕の脳裏を走馬灯のように色々駆け巡った。
僕は今日本当は仕事だった。
今日僕の乗るトラックは一番荷物が多いトラックだった。
僕が行かなくなることにより多大な迷惑がかかることが容易に推定できた。
僕の欲求と罪悪感が葛藤を起こした。
そんなことを考えていると出発の時刻が近づいてきた。
僕の欲求がとんでもないベクトルを持っている気がした。
迫り来るタイムリミットに僕の罪悪感はかきたてられた。
財布的にとても余裕のない状態。
ここで僕が仙台まで足を伸ばすことによりその後の予定は無と化すかもしれなかった。
僕は発射間際の列車から飛び出した。
僕の背後ではドアの閉まることがし、新幹線は発進していった。
東京へと向かうひかり号を僕は寂しそうに見送った。
そして手に持っていた用を為さない100番台のはがきをしまい
僕は職場へと旅立った。


この話はノンフィクションです